$YOトークン登場:オンチェーン利回りを支えるYOプロトコルの利回りエンジン
YOプロトコルがローンチするガバナンストークン$YOについて、利回りエンジンにおける役割や配布設計、非譲渡フェーズの狙いを中心に解説します。
YOが、2026年2月5日にTGE(トークンローンチ)ということで、公式ブログ記事を日本語訳しました。
.png?X-Amz-Algorithm=AWS4-HMAC-SHA256&X-Amz-Content-Sha256=UNSIGNED-PAYLOAD&X-Amz-Credential=ASIAZI2LB4663M3NNKMA%2F20260129%2Fus-west-2%2Fs3%2Faws4_request&X-Amz-Date=20260129T205804Z&X-Amz-Expires=3600&X-Amz-Security-Token=IQoJb3JpZ2luX2VjEMT%2F%2F%2F%2F%2F%2F%2F%2F%2F%2FwEaCXVzLXdlc3QtMiJHMEUCIQCPW%2Fr7UKaiA1H2RIMMhMK6xx4lyHNOySqZJ0BeAxZuDAIgesOYOOKi%2BsreDSuYTxK%2F%2B%2Bp7A%2FOGSM9jZK4P%2BGP8q28qiAQIjf%2F%2F%2F%2F%2F%2F%2F%2F%2F%2FARAAGgw2Mzc0MjMxODM4MDUiDN9RYtyvGsyBZ4wXrCrcA2Fm1dYyKU9Kj2zaHHF35XQJlW%2Bw67hdtQlWPqRlE3fIOgkY5n3eZP29YO6o%2BGgZVgO9cJ7Gfh7VPMTpe2KZKHTBObJDYz8kaNJO%2F3CLvV74VVacpDg0mAT7LZ0i%2BGThBtqgvaM7W4rER4rGj3Z9bOSsjjRh1bVyRoPhApLzFgpdpeYRRfAike1MCgU8w%2FX2V171l6V%2FGGOnDu1rMyHrRiI8OXpdR486xN%2F9uVHvRSYqcBauiqEu6Cka55X6467xozECe3vUCh%2FNte3EegTL0HpDdin7n2A8ISbRn8Zik63WFADhx7yuVoZvC%2B3zbaZfjgiy9EhLNAVKJR9ky18MtPe%2BxiRYYm1qCOl%2FqU0956FZSKH7iq7X0ugGHmjhEPcmZHvAIRY4i9QpJC9Q3C7dCzZZn9PJjxtDDV8sb38N5%2FBkfrJOTiGREWWImgOdxF%2Bnuxmkzq7%2FNe%2BBJDvSaDReMQCa4BvIULLarrNwgDm9J58KWSdwYDnNGRRAEz1qJ0v435AQ0y2LPPeuVXtYOaOpLw6GqJ5WMx5Y3zhdYOoAbmP9GkFiOSk9uUG37FaURGNb9yPeEPBq2vXmoe2wUqiq4Whclj8j8wZfVymMURcpDDg%2B6%2BNn%2BrQ8bHJPz9bXMK387ssGOqUB8%2FBqBnI5tcbGowO0xZIqfU1uayJjCKKM1yJ0Di5HgJDLDSBPNK8RJIsrzrRzNS9Nu0OS49GGxwdwSJnS%2FskM%2FFK292odsIFizGf6p2YMzPOaPovR%2Buu2UeqhCuDwIlpIxeUambEkQbiCYYyEU%2B7QYb%2FTLZZ3GwLWq8uwrONq4DqqwtZlbiyc055ayyioET51w9NQvc2eS2h5iit7MEUJqJOVBo7K&X-Amz-Signature=75aea9e0ca184f92c75957667bf6c0721398a9a0caf739810d6ea96daf967874&X-Amz-SignedHeaders=host&x-amz-checksum-mode=ENABLED&x-id=GetObject)
🦖 はじめに:きなこの蘊蓄
YOプロトコルは、2025年5月にローンチしたイールド・オプティマイザー(利回り最適化)プロトコルです。
ローンチ前はXで他ユーザーにクソリプを飛ばしたり、ミーム連投したりしていてDegenみの強いプロジェクトでした。正直なところ、ちょっと怪しんでいたのですが、それでも追わざるを得なかった理由は、
- YOは、DeFiの利回り投資におけるリスク評価を行うExponentialという会社のサブチーム。Exponential自体はParadigmの出資を受けている
- Xのユーザーネーム@yield(2007年8月作成)を取得していることから、資金力がありそう
この2点です。
特に後者の@yieldのインパクトは大きく、DeFi開発者の間でも話題になりました。

YOプロトコルでは、BTC、ETH、USD、EURなどを入金すると、それぞれyoBTC、yoETH、yoUSD、yoEURとして運用され、利回りを得ることができます。
どのDeFiプロトコルの利回りが高いかを調べ、こまめに運用を管理できる人であれば、自分で運用した方が、リスクを調整しつつさらに高い利回りを狙える場合もあります。ただ、手間がかかります。YOでは、どのDeFiプロトコルを使うかといった判断を、プロトコル側が行います。ユーザーは細かい運用を意識せずに、利回り運用に参加できる仕組みです。
一方で、その分のリスクもあります。資産は一度YOのトークンに変換されるため、そのペグは本当に維持されるのか、またYOが利用するDeFiプロトコルやYOの判断をどこまで信頼できるのか、といった点は理解しておく必要があります。
ユーザーバランスに影響はなかったものの、今年に入ってからはYO側がスワップミスをするという問題もありました。
次の段落から公式ブログ記事の翻訳内容です。
YOプロトコルは、yoUSD、yoETH、yoEUR、yoBTC、yoGOLDといったトークン化されたボールトを通じて、DeFiにおける有力な利回りソースを対象とした、自動化・リスク最適化された投資機会を提供します。
これらのボールトは、あらかじめ定義されたアルゴリズム・パラメータに基づいて運用されており、ユーザーに対して安定的で予測可能なリターンの創出を目指しています。
$YOは、YOエコシステムを支えるネイティブなガバナンストークンです。コミュニティは、分散型ガバナンスに参加することで、YOボールトがどのように進化していくかに影響を与え、さらに、YOプロトコルを長期的な成熟へと導くための意思決定に関与できます。これにより、オンチェーン利回りの将来を、コミュニティ自身が形づくっていくことを目的としています。
$YOとは?
$YOは、YOエコシステムを支えるガバナンストークンです。同時に、分散型利回りの未来を支える中核的な仕組みをどのように形づくっていくかに関与するための役割も担っています。$YOを保有することで、プロトコルに関する重要な意思決定に対して、直接投票することが可能になります。
対象となる主な項目:
- YOエコシステムを成長させ、強化していくための将来的な取り組み
- プロトコルのトレジャリーの配分および利用方針
- ボールトのパラメータ調整や収益分配メカニズムの見直し
- 新しいユーザーやコミュニティの参加を促すためのトークン配布戦略
分散化は、YOがローンチ当初から掲げてきた中核的なビジョンです。TGE(YOのトークンローンチイベント)後は、YOトークンホルダーがプロトコルの将来的な方向性を導くプロセスに参加できるようになります。初期段階では、ガバナンスはチーム主導で進められますが、コミュニティからのフィードバックは重要な提案や優先事項に反映されます。その後、分散化ロードマップの進行につれ、ガバナンスの主導権は段階的にトークンホルダーへと移行し、最終的には完全にオンチェーンで運営されるガバナンスへと移行していく予定です。
非譲渡フェーズ(Non-Transferability Phase)
ローンチ当初、$YOは非譲渡フェーズから始まります。この期間中、請求されたトークンは、売却・取引・他のウォレットへの送付ができません。これは、短期的な投機を目的とした参加よりも、実際のユーザーによる継続的なガバナンス参加と長期視点の一致を優先するための判断です。このフェーズには、YOプロトコルにとって以下のような利点があります。
- より広いコミュニティに向けた、公平なトークン配布の拡大
- ガバナンスプロセスの成熟
- パートナーシップおよびエコシステム全体の強化
- 強固な取引所上場および長期的な流動性パートナーシップの確保
この非譲渡フェーズは一時的なものであり、$YOトークンのマーケット取引を開始する前に、安定した基盤を整えることを目的としています。
トークンの譲渡は、可能な限り早いタイミングで、ガバナンス投票を通じて有効化される予定です。
トークンの配布
$YOトークンの配布は、コントリビューター(貢献者)、投資家、そしてコミュニティに向けて、公平性、成長性、長期視点の一致のバランスが取れるよう設計されています。
総供給量:1,000,000,000 $YO
割当て
- ジェネシス・エアドロップ
総供給量の8%はコミュニティ向けに割り当てられており、初期からプロトコルを支えてきたユーザーや、積極的に参加してきたメンバーに報いるためのものです。コミュニティからは、このカテゴリへの大きな配分を期待する声が多く寄せられ、YOプロトコルが掲げる「共有によるオーナーシップ」という考え方を強く反映しています。 - コミュニティ成長および将来の報酬
総供給量の30%は、利回りプログラム、ボールト報酬、保険、そして将来的なインセンティブ設計に充てられます。これにより、参加者の拡大と流動性の深化を図ります。 - エコシステム開発および戦略的パートナーシップ
総供給量の21.5%は、YOエコシステムの強化と拡張を目的とした取り組みに割り当てられます。これには、クロスチェーンでのパートナーシップ、プラットフォーム統合、その他プロトコルの成長を促進する戦略的な施策が含まれます。この配分は、今後の戦略的連携やエコシステムの進化に応じて、柔軟に調整される可能性があります。 - コア・コントリビューター
総供給量の24%は、プロトコルの初期段階から構築と運用を担ってきたメンバーのために確保されています。これには初期コントリビューターだけでなく、今後の採用メンバーも含まれ、継続的なイノベーションと開発を支えることを目的としています。 - 投資家
総供給量の16.5%は、プロトコルのビジョンを早期から支え、基盤づくりに貢献してきた初期投資家に割り当てられます。

この配布設計により、コミュニティが$YOのガバナンスの中心であり続けることを担保しつつ、プロトコルの持続的な成長に必要な柔軟性とリソースを確保しています。
請求方法
過去にYOのいずれかのボールトに入金したことがある、または関連するDeFiアクティビティに参加したことがある場合、$YOのエアドロップ対象となります。トークンの請求は2月5日(木)から開始されます。
$YOトークンは、app.yo.xyz/claimで対象かどうかを確認することで請求できます。具体的には、ウォレットを接続(Baseネットワーク)し、画面の案内に従って自身の$YO割当量を確認し請求してください。
報酬プログラム:$YOを獲得する方法
コミュニティの成長をさらに加速させ、より多くの参加を促すため、YOは1月29日に既存のYOポイントプログラムを終了し、$YOリワードプログラムを開始しました。このプログラムは、持続的な報酬の獲得とガバナンスへの参加につながる入り口となります。
最初のキャンペーンでは、すべてのボールトを対象に、2週間にわたり年利14%相当の報酬率が適用されます。この数値は、$YOトークンのFDV(Fully Diluted Valuation、完全希薄化後評価額)を9000万ドルと仮定し算出されています。FDVの前提は、YOのdApp内にあるリワード設定から、ご自身の計算に基づいて調整することが可能です。
なお、$YOの報酬は、各ボールトが提供するベース利回りに加えて付与されます。
$YOリワードを獲得するには
- 既に稼働中のYOボールトに入金する
yoUSD、yoETH、yoEUR、yoBTC、yoGOLDのいずれかのボールトを選択し、ベース利回りに加えて$YOリワードを獲得できます。 - DeFiアクティビティに参加する(近日提供予定)
対応するDeFiアクティビティに流動性を提供することで、$YOリワードを獲得できるようになります。
早期に参加することで、より高い報酬を得られ、プロトコルに対する影響力も大きくなります。リワードは、app.yo.xyz/rewardsにて請求可能となります。
YOの未来
$YOリワードは、ローンチと同時にすべてのボールトで付与が開始されます。$YOによって、利回りの創出は、透明で、公平で、分散型な取り組みへと進化します。TGEに参加し、オンチェーン利回りの未来を、共に形づくっていきましょう。
YO情報
Webサイト:https://app.yo.xyz
X(旧Twitter):https://x.com/yield
Discord:https://discord.gg/yoprotocol
🦖 おわりに

コミュニティ(エアドロ+将来の報酬)38%、チーム(コントリビューター+エコシステム開発)45.5%、投資家16.5%と読むと、コミュニティ割当が小さくチーム比重が大きいと感じます。
ただ、最近のDeFiプロジェクトは、不況を前提としたサステナビリティ重視で、特にVCがついていると「コミュニティに80%!YOLO!」みたいなことをしません。なので、まぁこんなものかなと。またエアドロはダンプされて当然という風潮なので、エアドロ割当てが高くないのも頷けます。
オプティマイザーは、プロジェクトが登場しては消えていく難しいカテゴリなので、頑張って欲しいプロジェクトです。
