Nobleの2025年総括
USDNのローンチや新プロダクトのリリース、主要なマイルストーンを振り返りつつ、Nobleの2025年を総括し、2026年に向けた展望をまとめました。
投資助言ではありませんので、投資にあたってはご自身で十分にリスクを評価し、判断してください。
本記事は、2025年12月19日にNoble公式ブログで公開された「Noble 2025 Wrapped」の日本語訳です。

はじめに
2025年は、ステーブルコインが「インターネットの片隅で使われるクリプトのニッチなプロダクト」から、機関投資家や一般の人々にも広く認知され、実際に使われるようになった年でした。
今年はステーブルコインの供給量が135%増加し、総額は3100億ドルに達しました。米国では初となる包括的なステーブルコインに関する法律が成立し、規制の明確化や国際的な連携に向けた枠組みが整えられています。また、VisaやKlarna、MoneyGramといった金融・フィンテック企業に加え、ワイオミング州が独自のステーブルコインを立ち上げるなど、活用の広がりが見られました。
ステーブルコインとRWAの発行に注力するNobleにとって、2025年はこれまでで特に充実した1年でした。複数のプロダクトローンチに加え、重要なマイルストーンや成果を積み重ねることができたと感じています。
本記事では、大きな節目となる2026年を前に、今年私たちがリリースした内容を振り返ります。
M0と利回り付きステーブルコインをローンチ
2025年3月、NobleはM0と連携し、米国債によって完全に裏付けられた利回り付きステーブルコインNoble Dollar(USDN)をローンチしました。USDNは現マーケットにおいて、利回りの配分先をプログラムで制御できる唯一の利回り付きステーブルコインです。利回りは、ユーザー、流動性プール、ボールト、プロトコルインセンティブ、あるいは独自のアプリケーションロジックへと柔軟に振り分けることができます。
ローンチ以降、USDNは目覚ましい成果を上げています:
- ローンチから4か月で流通量は1億2700万ドルに到達
- 計3万5000ウォレットのユーザーに対し、米国債由来の利回りを総額230万ドル分配
- オンチェーン全体での利用額は累計10億ドルを超え、そのうちスワップ取引量は5億3300万ドル
- プロトコル収益は120万ドルに到達

USDNのローンチと同時に、私たちはNobleブロックチェーン上にUSDN/USDCのスワッププールを立ち上げました。このプールは、私たちが構築したスワップモジュールによってロジック管理されています。
このスワップモジュールでは、StableSwapアルゴリズムを採用してユーザーとUSDN/USDC流動性プールのやり取りを最適化し、スリッページを最小限に抑え、より良いレートを提供します。3月にUSDNと同時にスワップモジュールをローンチして以降、1回あたりの平均スリッページはわずか-0.001%にとどまっています。
ふたつのUSDNボールトを提供
USDNは、ふたつのボールトと同時にローンチされました。
- ポイント・ボールト
ユーザーはUSDNを預け入れることでポイントを受け取ります。このポイントは、2026年にローンチ予定のNOBLEトークンと交換可能です。その一方で、米国債に基づく利回りは受け取りません。 - 高利回りボールト
ユーザーはUSDNを預け入れることで、ベースとなる利回りに加え、ポイント・ボールトのユーザーが受け取らなかった利回りも受け取ることができます。これにより、利回りはおよそ8%からブーストされ、13%となります。

Noble ポイントプログラムのシーズン1(3月5日〜8月4日)終了時点で、ポイント・ボールトの預け入れ総額は7200万ドル、高利回りボールトは2500万ドルでした。
USDN総ホルダー数3万5000のうち、95%がポイント・ボールトに預け入れを行っており、平均預け入れ額は2500ドルでした。また、8.5%が高利回りボールトにも預け入れを行っており、平均預け入れ額は2万9000ドルでした。
Orbiterをローンチ
2025年10月、Orbiterモジュールを導入するFluxリリースを行いました。本記事執筆時点で、Orbiterは累計200万ドル超のオンチェーン利用額を処理しており、1件あたりの平均金額は6500ドルとなっています。
OrbiterはNoble上で動作するミドルウェアで、クロスチェーンのトランザクションを受け取り、手数料の支払いやスワップといったカスタム処理をNoble上で実行したうえで、あらかじめ指定された宛先チェーンへトランザクションを転送します。
ユーザー視点では、複数回の署名を行う必要がなく、すべての操作がひとつのトランザクション内で完結します。例えば、Base上でUSDCを保有しており、Hyperliquid上でUSDNを受け取りたい場合、ユーザーはUSDCをNoble上のOrbiterに送信するだけで済みます。Orbiterはひとつのユーザー署名トランザクションで、USDCをUSDNにスワップし、Hyperliquidへルーティングするまでを処理します。

NOBLEトークンの請求手続きを開始
同じく10月に、NOBLEトークンの請求プロセスのステップ1を開始しました。このステップでは、ユーザーがNobleアドレスをEVMアドレスに紐付けることで、エアドロップの割当分を受け取れるようになります。開始から2週間以内で、USDNユーザーの約90%がアドレスの紐付けを完了しました。
今年達成したその他のマイルストーン
ローンチしたプロダクト以外にも、2025年に以下のマイルストーンを達成しました。
- ステーブルコインの累計処理額が200億ドルを突破
- 2025年6月には、USDNおよびネイティブUSDCを含むステーブルコインの発行額が6億5000万ドルに到達
- Noble上のネイティブUSDCを利用したウォレット数が30万を突破し、直近6か月間のUSDCの月間アクティブユーザー数は平均2万8000
- EVMチェーンからNobleを経由し、dYdXのようなIBC対応チェーンへ自動的にトランザクションを転送するために構築したフォワーディング・モジュールが、累計250万ドル超のオンチェーン利用額を処理
- 正常に処理されたトランザクションの累計件数は460万件に到達
2026年に向けて
管理型ボールト
現在進行中のポイントシーズン2が終了した後、Hyperliquid上に管理型ボールトプロダクトを提供する予定です。ユーザーはUSDNを預け入れることで、米国債による報酬に加え、追加の利回りを受け取ることができます。ローンチ時期は、2026年第1四半期末頃を想定しています。
Noble EVM
今年、ステーブルコインは大きな転換点を迎えました。機関投資家や個人による支払い、貯蓄、投資への利用が広がる中で、ニーズに応える高性能な技術スタックが必要とされています。
Nobleは、ステーブルコインの普及を牽引するマーケットリーダーであり続けるため、常に最先端の技術を追求しています。詳細はまだお伝えできませんが、より良いユーザー体験を提供するため、Nobleの一部を刷新する予定です。
[未公開]とのパートナーシップ
近日発表予定👀
まとめ
2025年は、私たちにとっても業界全体にとっても、大きな節目となる1年でした。多くのユーザーに支持されるプロダクトをリリースし、実需に基づくマイルストーンを達成するとともに、今後に向けた基盤を築くことができました。これまでの歩みに参加してくださった皆さまに感謝するとともに、さらに飛躍する2026年を楽しみにしています。
Noble情報
Webサイト:https://www.noble.xyz/
X(旧Twitter):https://x.com/noble_xyz
Discord:https://discord.com/invite/noblexyz
