ステーブルコイン入門:知っておきたい15の基本用語
ステーブルコインの仕組みや種類を理解するために欠かせない基本用語を、初心者にも分かりやすく解説します。
本記事はNobleによるステーブルコインUSDNとそれに関するポイントプログラムを紹介するものですが、投資助言ではありません。投資にあたっては、ご自身で十分にリスクを評価し、判断してください。
本記事は、2025年11月4日にNoble公式ブログで公開された「Stablecoin Terms to Know」の日本語訳です。

ステーブルコインは、一見するととてもシンプルに理解できる仕組みです。
しかし、この分野に初めて触れる方にとっては、業界特有の専門用語が多く、とっつきづらく感じるかもしれません。このガイドでは、ステーブルコインの文脈でよく使われる重要な用語をできるだけ分かりやすい言葉で紹介します。
1. アルゴリズミック・ステーブルコイン(Algorithmic Stablecoin)
準備金(リザーブ)を持つ代わりに、コード(アルゴリズム)によって価値の安定を目指すのステーブルコインです。価格が安定するよう、アルゴリズムがトークンの供給量を増やしたり減らしたりして調整します。
2. CBDC(中央銀行デジタル通貨)
CBDCは「Central Bank Digital Currency」の略で、中央銀行が直接発行する、国の法定通貨のデジタル版です。設計としてはステーブルコインに似ていますが、政府が管理・運営している点が異なります。プライバシーやオープン性の面で、ステーブルコインとは異なる特徴やトレードオフがあります。
3. 担保化(Collateralization)
ステーブルコインの価値を裏付ける資産を保有することです。
担保として、米ドルや国債などの伝統的資産、クリプト、さらには金などのコモディティ(世界で通用する価値を持つ資産)が使われます。しっかりとした裏付けがあることで、そのトークンの価値に対する信頼が高まります。
4. フィアット担保型ステーブルコイン(Fiat-backed Stablecoin)
銀行口座に保有されている実際の法定通貨(主に米ドル)によって、1対1で裏付けられているステーブルコインです。発行されたトークン1枚ごとに、同額のドルや米国債などが準備金として保管されています。代表的な例として USDC があります。
5. フルリザーブ(Fully Reserved)
現金や米国債など、安全で流動性の高い資産によって100%価値が裏付けられているステーブルコインのことです。すべてのトークンが実際の資産で支えられているため、発行額と同じ金額で換金(償還)することができます。
6. ミンティング / バーニング(Minting / Burning)
ステーブルコインを新しく発行(ミンティング)したり、焼却(バーニング)したりする仕組みのことです。たとえば、ユーザーが発行者にドルを預けると新しいステーブルコインがミントされ、逆にステーブルコインをドルに換金すると、そのトークンはバーン(焼却)されます。
7. オンランプ / オフランプ(On-ramp / Off-ramp)
ユーザーが法定通貨とステーブルコインの間を行き来するための仕組みです。
オンランプは、銀行口座などから現金でステーブルコインを購入する方法を指し、オフランプは、その逆にステーブルコインを現金に戻す方法を指します。
8. 過担保/オーバーコラテラライズド(Overcollateralized)
一部のステーブルコインは、発行額よりも多くの価値で裏付けられています。
たとえば、100ドル分のステーブルコインを裏付けるために、110ドル分の米国債を担保として保有するような仕組みです。USDN(Noble Dollar)は、102%の超過担保)によって支えられています。
9. ペグ(Peg)
ステーブルコインが目指す基準となる価値のことで、一般的には米ドル連動型ステーブルコインの場合、1ドルがペグの対象となります。トークン価格がこの目標値付近で安定している状態を「ペグされている」と言い、反対に目標値を下回ったり上回ったりすることを「ディペグ(depeg)」と呼びます。
10. パーミッションレス(Permissionless)
誰でも自由に参加・送金・開発ができ、特定の権限者からの承認を必要としないシステムのことです。多くのブロックチェーンはパーミッションレスですが、
一部のステーブルコインには、緊急時に資金を凍結できるような発行者の管理機能が備わっている場合もあります。
11. リディーマビリティ(Redeemability)
ステーブルコインを、元となる実際の資産(たとえば米ドルなど)に交換できる機能や仕組みのことです。
12. セトルメント(Settlement)
送金や取引が最終的に完了することを指します。従来の銀行システムでは、海外送金などの決済が完了するまでに数日かかることがありますが、ステーブルコインの場合、セトルメントは数秒で完了し、かつ最終的(不可逆)です。つまり、一度送金が完了すると元に戻すことはできません。
13. ステーブルコイン発行者(Stablecoin Issuer)
ステーブルコインを発行・管理する主体のことです。たとえば Circle(USDC)、M0、Tether(USDT)などが代表的な発行者です。発行者は、準備金を安全に保有し、利用者が換金できる(リディームできる)状態を維持する責任を負っています。
14. トークン化(Tokenization)
通貨・コモディティ・株式などの実世界の資産をブロックチェーン上のデジタルトークンに変換するプロセスのことです。ステーブルコインは、これまでで最も成功したトークン化の形のひとつ、あるいは最も成功しているトークン化の事例といえます。
15. 利回り付きステーブルコイン(Yield-Bearing Stablecoin)
価値を安定させるだけでなく、準備金(例:短期米国債など)から得られる利回りをホルダーに還元する新しいタイプのステーブルコインです。
USDN(Noble Dollar)は、その代表的な例です。
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