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[X和訳] Espresso Network、待望のメインネット稼働開始！

2年間の研究開発、5つのテストネット、20以上のチェーンとのインテグレーション（統合）プランを経て、Espresso Networkがメインネットで稼働を開始しました。

きなこ

11 Nov 2024 — 3 min read

Photo by Jhunelle Francis Sardido on Unsplash

BGMはSabrina Carpenterの「Espresso」をどうぞ。

2年間の研究開発、5つのテストネット、20以上のチェーンとのインテグレーション（統合）プランを経て、ついにEspresso Networkがメインネットで稼働を開始しました！

このローンチは、私たちチームにとっても、そしてEthereumを再びコンポーザブル（互換性のある状態）にする道のりにおいても、大きなマイルストーンとなります。

Espresso Systemsのビジョン

私たちが目指すのは、各チェーンの強みや個性をそのまま活かしつつ、ひとつのシステムのように連携して動ける世界です。

その第一歩はEthereumから始まります。かつてEthereumは無限のイノベーションが広がる「可能性の庭」として期待されていました。しかし、スケーリングの課題やインフラ不足が原因で、L2チェーンは互換性（コンポーザビリティ）を犠牲にせざるを得ない状況に追い込まれました。

Espresso Networkとは？

Espresso Networkは、統合されたチェーンの状態を迅速かつ信頼性高く確認できるコンファメーション（確認）レイヤーです。

Espressoによる確認は、中央集権的な事前確認（preconfs）よりも安全で、L1の最終確定（finality）よりも高速です。また、同期的なコンポーザビリティ（synchronous composability）を実現する上で重要な役割を果たします。

なぜEspressoの確認がコンポーザビリティに重要なのでしょう？

2つのチェーンがコンポーザビリティ（互換性）を持つためには、お互いの状態遷移を迅速かつ信頼性のある中立的な方法で確認できる必要があるからです。

Espressoは、チェーンに高速かつ信頼性の高い確認を提供するだけでなく、モジュール型のスタックを拡張します。

一部のチェーンでは、Espressoを以下の用途で活用する計画があります：

👉 分散型シーケンシング
👉 データの可用性

💡

「可用性」とは

システムやデータが必要なときに利用可能であること。ブロックチェーンの文脈では特に以下の意味を持ちます。

・検証の信頼性確保
ブロックやトランザクションの内容がネットワーク全体で共有されていることで、誰でもその正当性を検証できる。
・スケーラビリティと分散性
特にモジュール型のブロックチェーン（例：Rollups）で、データ可用性をブロックチェーン外部で管理することが、効率的なスケーリングに必要。

すなわち、Espressoが「データ可用性を提供する」は、「チェーン間で必要なデータを速やかに安全に利用できる環境を整える役割を担うこと」を意味しています。

フェーズゼロ：Espresso メインネット0

Espresso systemsはこの段階を「Espresso メインネット0」と呼んでおり、フェーズごとのアプローチを採用しています。これにより、次のようなイベントを確実に進めることができます：

👉 ネットワークの安定性の確保
👉 ローンチパートナーの段階的な導入
👉 新しいスタックの統合
👉 段階的な分散化（来年のPoSへの移行を目指しています）
👉 コミュニティへの教育に十分な時間を確保

成長し続けるEspresso Networkエコシステム

インフラの価値を決めるのは、それを活用してイノベーションを生み出すチームです。Espresso Networkでは、今後数か月にわたって多くのパートナーが統合を予定しており、その広がりを誇りに思っています。その中には、チェーンやスタックプロバイダ、ブリッジ、そしてRaaSプラットフォームなど、さまざまなプレイヤーが含まれています。

ローンチパートナーたち

☕️ @cartesiproject：Linuxベースの代替VM（altVM）スタックのプロバイダ
☕️ @OffchainLabs：@arbitrumを開発し、EVM互換のNitroスタックを提供
☕️ @airchains：モジュール型zkFHEチェーン向けスタックを提供

ブリッジ
☕️ @AcrossProtocol
☕️ @decentxyz
☕️ @hyperlane

RaaSプロバイダ
☕️ @calderaxyz
☕️ @alt_layer
☕️ @etherscaleapps

Espressoと最初に統合されるのは、以下の3つのCartesiアプリチェーンです。

☕️ @dca_monster（DeFi）
☕️ @drawing_canvas（ドローイング）
☕️ @Comet_ing（ライティング）

続いて、@arbitrum Orbitチェーンが統合されます。

☕️ ApeChain（@apecoin）
☕️ @RariChain
☕️ @HenezFinance
☕️ @plumenetwork

…さらに多くの統合が進行中です！

統合に興味がる場合は、随時更新中のドキュメントで詳細をご覧ください👇

まだまだ始まったばかりです。
一緒にコンポーザビリティの未来を築きましょう！

Espresso Systems情報

Webサイト：https://www.espressosys.com/
X（Twitter）：https://x.com/EspressoSys
Medium：https://medium.com/@espressosys

日本語訳元のオリジナルのX（Twitter）スレッド：

After two years of R&D, five testnets & integration plans with >20 chains, we’re excited to announce the Espresso Network is now live on mainnet!

This launch is a major milestone, both for our team and along the path to making Ethereum composable again.

Read on to learn more ☕️ pic.twitter.com/Fi8282HWZE
— Espresso Systems (@EspressoSys) November 11, 2024